世界の果ての絶景を切り取ったような、「にわリウム / 箱庭盆栽」。
ほんの小さな土地に広がる、無限大の緑の世界。

地球儀みたいに丸い丘の景色を作りました。

上から見ても丸い。

後ろから見ても丸い。

樹は津山ヒノキです。
今は小さな樹ですが、数年後ぐっと大きくなり、比翼を広げたようになったら、地球儀がプロペラ付きの飛行船みたいになって、さぞかし楽しくなる筈!

丘の中腹、くねくね道に囲まれたところに何かあるの、分かりますか?

洞窟です。

うっかり吸い込まれると奈落の底に落ちそうな暗闇と、その先の光。

洞窟の光の正体は、その出口。

洞窟に落ちたら、長い長いスロープを滑り落ち、やがてこの出口に吐き出されることになります。
確か昔、そんなハリウッド映画、ありましたね。

今回、使用した器は「エンゴロ」。
陶器を窯で焼く際、使用する用具です。

どこかの窯元で使われていたエンゴロが、長い時を経て「鉄と山」の元へ辿り着き、そして、地球儀みたいな丘の景色となりました。